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レポート

「新興市場日本株 レアル型」 成長期待の大きい新興市場銘柄に投資、中長期的な値上がり益の獲得を目指す

~運用5年目を迎えるネット証券専用ファンドを徹底レポート【4】~

 有望な新興市場銘柄への投資で中長期的な値上がり益を獲得しつつ、さらにブラジルレアルの為替取引による金利収益・為替収益を狙っていこうという、DIAMアセットマネジメントの「新興市場日本株 レアル型」。ネット証券専用ファンドの中では、唯一の毎月分配型という点でも特徴がある。

 ファンドの直近1年間の運用状況及び今後の見通しなどを、岩谷渉平・DIAMアセットマネジメント株式運用本部上席ファンドマネジャーに聞いた。

■直近1年のパフォーマンスについて

 まずは、2014年10月~2015年9月末までの1年間の運用状況について、株式市場の流れと共に振り返ってもらった。

「一言で言うと、独自のビジネスをしっかり伸ばしている企業が評価された1年でした。そうではない企業が積極的に評価されなかった1年、という言い方もできると思います」(岩谷上席ファンドマネジャー、以下カギカッコ同)

 岩谷上席ファンドマネジャーによると、この1年は前半と後半では市場全体の雰囲気が異なったという。「2014年10月から3月までを前半、4月以降を後半に分けると、前半は日銀の金融政策の影響を色濃く受けた相場展開だったと言えると思います。10月末に行なわれた日銀の追加金融緩和を追い風に、市場全体が上昇しました」。

DIAMアセットマネジメント 株式運用本部上席ファンドマネジャー 岩谷 渉平氏

 後半の4月~6月になると、通期決算も経たことで企業業績がより評価されるような相場展開になっていったと分析しています。「アベノミクスも3年目に入って、本当によい企業、強い企業が正当に評価されるようになってきたということです。大型が優位とか小型のほうが有利とか、グロースがいいとか、そういったカテゴリーではなく、個別によい企業が選別されるようになったと感じています」。

 7月、8月はギリシャ、中国の問題に端を発して、マーケット全体が大きく落ち込んだ。ファンドに組み入れている新興銘柄も、この影響は避けられなかった。

 「ただ、この1年では株価が2倍程度になっている銘柄もあります。たとえば9月末現在の組み入れ比率で上位の、セプテーニ・ホールディングスは、2~3年前からファンドに組み入れていて、購入時から数倍に上昇しています。8月は確かに下げましたが、トータルで見ると十分プラスが取れています」

 組み入れ比率の高い銘柄が好調に推移した一方で、ファンドのパフォーマンスとしては直近1年では-27.64%(9月末時点の分配金再投資ベース、税引き前)となった。

 その主な理由は、ブラジルレアルの大幅な下落にある。「新興市場株 レアル型」では、円建て資産をブラジルレアルで為替取引するという仕組みを採用しているためだ。「米国が、金融緩和から引き締めにシフトするという観測が強まる中で、新興国通貨が全般的に下落した1年でした。その中でも、資源国であり政治的にも不透明感の強いブラジルレアルの下げは激しく、直近1年で約35%下落しており、その影響をフルに受けた結果です」。

 なお、9月末時点での基準価額は1万3854円、また設定来の分配金は1万口あたり2880円(税引き前)となっている。

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