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インタビュー

2016年の人気ファンドは? トランプ相場でどう変わった? 最近のファンド動向を踏まえて、個人投資家が今考えるべきこととは

モーニングスター プロダクト開発本部ファンド分析部マネージャー 坂本浩明さんに聞く

■トランプ相場前は「為替ヘッジ付」のパフォーマンスがよかった

 続いて、投信のパフォーマンスを振り返ってみましょう。表の項目は、モーニングスターの投資信託の分類に基づくカテゴリーで、数値は各カテゴリーのリターンの平均値です。1年間の区切りですが、米国大統領選でのトランプ氏勝利以降、相場が大きく変わったため、この表に関しては2015年10月末~2016年10月末までで区切っています。

 この表を見てまずわかるのは、エマージングのパフォーマンスがよかったということです。この前年に原油価格の急落があってエマージング各国はその影響を受けましたが、そこからの反発局面になりました。投資家としては、「新興国がよかった」という印象はあまりないかもしれませんが、数値で見ると実はよかったんです。

 また、この期間は円高が進んだため、「為替ヘッジあり」のファンドのほうが総じてパフォーマンスがよかったということも言えるでしょう。国内株は全体的には軟調でしたが、「国内小型グロース」はリターンが2位となっています。小型株は内需系が多いため、大型株のように円高の影響を受けなかったことがプラスに働きました。また国内小型株の中には、バイオなどテーマ株関連で値上がりしたファンドもありました。

 ちなみに、表の中では、「国際株式・ブラジル(為替ヘッジなし)」のリターンが35.03%と突出していますが、これについてはエマージング全体の反発に加えて、大統領の弾劾といったブラジル関連の悪材料出尽くしからの戻りの局面だと言えるでしょう。

 リターンのワースト10では、「国際株式・欧州(為替ヘッジなし)」や「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」など、海外資産に投資する為替ヘッジなしのカテゴリーのパフォーマンスが総じてよくありませんでした。ワースト1位の「国際株式・欧州(為替ヘッジなし)」は-18.05%となりました。また、国内資産に投資するものでは、為替の影響を受けた「国内大型バリュー」、バランス型では株とリートの比率が高い「バランス・成長型」のパフォーマンスが悪かったですね。

■トランプ相場以降、好調なファンドの顔ぶれが大きく変わった

 では、トランプ氏が大統領選に勝利してからはどう変わったでしょうか。2016年11月以降の3カ月間のリターントップ10を見ると、顔ぶれが大きく変わったことがわかります。トランプ相場で円安が進んだため、国際株式の為替ヘッジなしのカテゴリーが複数上位に来るというわかりやすい結果になっています。トランプ相場で米国株が上昇しダウが最高値を付けたことで、北米はもちろん、それ以外の国際株式も上昇しました。 

  あと、バリュー系も好調でした。トランプ相場で流れが変わって、それまで割安に放置されていたところに物色が向かうようになりました。低金利で苦戦していたメガバンクなども、割安だったことに加えて日米共に金利が上がってきたことで大きく戻してきたと言えるでしょう。

 この中では、新興国で唯一「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」が上昇している点が目を引きますが、これはおそらくトランプ大統領とロシアとの関係というところで見直し買いが入ったと考えています。

 逆に、1月末までの3カ月間のリターンワースト10では、「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」など海外の債券のマイナスが目立ちました。米国の金利が上がり、金利上昇はご存知のとおり、債券価格の下落につながるからです。

 日本も米国の金利上昇につられて金利が上がる動きとなり、それまで比較的好調だった「国内債券・中長期債」も、直近3カ月間ではワースト10位となりました。さらに、トランプ相場では円安が進んだため、為替ヘッジありのものはパフォーマンスが悪化しています。

 ところで、「為替ヘッジあり」のファンドに関しては、今後皆さんに注意していただきたい点がひとつあります。それは、ヘッジコストの問題です。これまでは日米の金利差がなかったため、ヘッジコストはあまりかかりませんでした。しかし、日本とヘッジ対象通貨の間の金利差が開いてくると、ヘッジコストが上昇してパフォーマンスの下押し要因になってしまいます。

 株に投資するファンドなら、リターンが大きければヘッジコストが多少上がってもそれほど影響はないかもしれません。ただ、もともとリターンの水準が低い債券のファンドでは、ヘッジコストが上昇する影響は小さくないと言えます。為替ヘッジ付ファンドを検討するときには、その点も気にしたほうがよいでしょう。

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