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ネット投信入門

「目論見書」で見かけるあの用語について正しく理解しよう!

【今回の解答者】楽天証券経済研究所 篠田尚子さん

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■Q3:「信託期間」が無期限ではないファンドは避けたほうがいい?
■A3:最初から無期限でなくても、あまり気にする必要はありません。

 信託期間は、投資信託が設定されてから運用が終了するまでの期間のこと。定期預金になぞらえると、預入から満期までの期間といったところです。言葉の意味自体は皆さんご存じだと思いますが、気になるのは信託期間の「長さ」ではないでしょうか。

 最近は、NISAや積立投資を使って、中長期で資産形成をしていこうという人が増えています。そのため、信託期間が「無期限」の投資信託にこだわる方も多いようです。ただ、最初から信託期間が無期限というものは数が限られます。現状では、信託期間5年程度で設定されるものが一般的です。

「5年では短すぎる…」と思われる方もいるかもしれません。でも、あまり気にしなくて大丈夫です。なぜかというと、形式上最初は「5年」としておいて、後から信託期間を延長するケースが非常に多いからです。それなりに残高のあるファンドや、その運用会社にとって「看板」的な存在のファンドであれば、信託期間は延長されると見てよいでしょう。

 信託期間の延長には約款の変更が必要ですが、投資家にとって不利益なことではないため、投資家の同意は必要ありません。信託期間を延ばすことは難しいことではないのです。逆に、償還日を早める「繰上償還」は運用会社の一存ではできません。

 なお、純資産残高が目論見書に記載されている「繰上償還」の目安をずっと下回っていたり、目安前後の値を過去何年も行ったり来たりしているようなファンド、またあまりにタイムリーなテーマのファンドについては、信託期間の終了をもって償還という形になる可能性もあります。

■Q4:運用効率を考えて「無分配」のファンドを探したいのですが…。
■A4:無分配にこだわり過ぎると、選択の幅が極端に狭くなってしまいます。

 分配金に関する決まりごとは、「目論見書」の最後にある「お申込みメモ」などの欄に記載されています。「決算日」と「収益分配」の欄を見れば、毎月あるいは1年に1回や2回といった頻度で、ファンドの収益分配方針に基づいた分配金が支払われることがわかります。

 中長期での資産形成を考える人の中には、「運用効率が悪くなるので、無分配のファンドしか買いたくない」という人もいるようです。しかし、インデックス型の一部のファンドを除くと、ほとんどのファンドでは前述のとおり分配方針に基づいて分配金を支払うことを明記しています。

 人によっては、「収益の分配=悪」ととらえている人もいますが、それは誤解です。ファンドの基準価額が上がっているのに、利益をすべて内部留保に回してしまうというのは不自然な状態と言えます。特に、アクティブ型のファンドでは「無分配」のものは滅多にありません。そのため、「無分配」のファンドから選ぶとなると、極端に本数が少なくなってしまいます。

 楽天証券はじめネット証券各社のサイトにある投信検索機能では、「分配頻度=年1回」でファンドを絞り込むことができます。分配頻度が少ないものを選びたい場合は、「年1回」に注目するとよいでしょう。

■Q5:「ベンチマーク」を上回っていれば、優秀なファンドですか?
■A5:上回るに越したことはありません。ただ、「参考指標」の場合は注意が必要です。

 ベンチマークとは、あるファンドが運用成果の目安として挙げている特定の指標のことです。インデックスファンドの場合は、そもそも指数に連動することを目指していてますが、アクティブファンドではベンチマークの値と比較することで、相対的なパフォーマンスの善し悪しを確認できます。

 具体的なベンチマークの例としては、日本株のファンドでは「TOPIX(東証株価指数)」や「日経平均株価」、外国株では「MSCIコクサイインデックス」や「MSCIワールドインデックス」などがあります。よく知られている指標でなくても、ファンドの運用方針や投資方針に合っているベンチマークを使っていれば問題はありません。

 ただし、ファンドによっては、既存の指標がベンチマークとして当てはまらないこともあります。そうしたファンドでは、ベンチマークではなく「参考指標(参考指数)」といった表現で既存の指標を使ったり、投資対象や投資割合に合わせた「合成指数」と呼ばれる指標を独自に作成したりする場合があります。また、単に「ベンチマークなし」としているファンドもあります。

 ファンドを見極める参考になるので、個人的にはベンチマークはあったほうが望ましいと考えています。ただ、「参考指標」となっている場合は、投資対象が参考指標とファンドで異なっている可能性が高いため、そのまま鵜呑みにしないほうがよいでしょう。たとえば、「参考指標」としてTOPIXを挙げているあるファンドは、新興市場も含めた日本株に投資しています。TOPIXは東証1部の全銘柄ですから、そのまま比較するのはふさわしくありません。あくまで「参考」の指標に過ぎません。

 ベンチマークを設定していないファンドの場合、楽天証券やモーニングスターの投信評価のスコア(レーティング)を活用するのもおすすめです。楽天のファンドスコアの場合は、同じカテゴリー内で効率的な運用ができているかを見るための指標なので、善し悪しを判断する際の参考になります。

●ファンドスコア

楽天証券のファンド検索機能「スーパーサーチ」で、3年間でファンドスコアが最も高い「5」のファンドだけを絞り込んだ検索結果の画面。
拡大画像表示

【まとめ】

 今回、取り上げたように、「ファンド・オブ・ファンズは手数料が高いからダメ」「信託期間は無期限、分配金はナシがいいファンド」など、投資信託について誤解がある方もいらっしゃるようです。でも、誤解をしたままでファンドを選ぼうとすると、結果的によいファンドを見過ごしてしまうことにもなりかねません。それは、とてももったいないことです。思い込みから都合のよい解釈をするのではなく、ぜひ正しい情報を知ってよりよいファンド選びにつなげていただけたらと思います。

(取材・文/肥後紀子、撮影/柴田潔)

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