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「手数料が安い」「インターネットを通じて気軽に売買できる」など多くのメリットがあるネット証券。
ただ、ひとくちにネット証券と言っても、さまざまな会社が軒を連ねています。

「どのネット証券を選べば良いのか分からない……」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。

ネット証券ごとに特徴やメリットが異なるため、自身に合った証券会社を選ぶならそれぞれの違いを押さえることが先決です。

今回はネット証券のなかでも特におすすめできる「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「auカブコム証券」に焦点をあてて、それぞれの特徴やサービス内容の違いを比較してみました。

ネット証券の総合おすすめ比較|4社の基本情報

ネット証券は日本国内だけでも選択肢は幅広くあります。

今回は中でも特におすすめできる4つのネット証券について、基本情報を一覧にまとめました。

スクロールできます
SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
口座開設数約8,018,000口座(グループ全体)7,141,203口座1,906,213口座1,408,685口座
取引手数料【スタンダードプラン(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円まで:1,013円3,000万円超:1,070円
【アクティブプラン(1日定額制)】
~100万円:0円
~200万円:1,238円
~300万円:1,691円
以降100万円ごとに:295円
【超割コース(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円まで:1,013円
3,000万円超:1,070円
【いちにち定額コース(1日定額制)】
~100万円:0円
~200万円:2,200円
~300万円:3,300円
300万円~:以降100万円ごとに1,100円
【取引毎手数料コース(1約定制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円まで:1,013円
3,000万円超:1,070円
【一日定額手数料コース】
~100万円:550円
100万~:300万円ごとに2,750円
月間利用ボックス(約定金額300万円ごとの売買)数が21回目から2,475円
121回目から1,815円
【ワンショット(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
100万円~:約定金額×0.099%+99円※上限:4,059円
つみたてNISA本数179本181本152本171本
iDeCo本数36本32本27本27本
米国株の銘柄数6,000本超4,952本4,609本1,054本※2022年4月8日時点
ミニ株対応非対応対応対応
IPO実績122本74本65本42本
公式サイトhttps://www.sbisec.co.jp/ETGatehttps://www.rakuten-sec.co.jp/https://www.monex.co.jp/https://kabu.com/

【2022年最新】資産運用におすすめのネット証券

ネット証券は「IPOが豊富」「取扱銘柄が多い」「新興国の扱いが多い」などの特徴がありますが、やはり重要になるのは「どんな取引にも対応できる総合力」でしょう。

今回は数あるネット証券の中でも、特に総合力に優れた4つのネット証券比較をした内容で紹介します。

・ネット証券最大手でサービスが充実の「SBI証券」
・楽天ポイントを使った投資が楽しめる「楽天証券」
・米国株をメインで取引していきたいなら「マネックス証券」
・KDDIとメガバンク系列の運用で安心な「auカブコム証券」

ネット証券最大手でサービスが充実の「SBI証券」

・グループ合わせて800万口座を突破
・会社四季報やチャートを無料で確認できる
・アクティブプランなら1日100万円の取引まで手数料が無料

SBI証券は傘下と合わせて800万口座以上の口座を抱える、ネット証券の最大手です。

リアルタイム株価や、チャート、四季報、優待情報などを無料でチェックできるので、初心者でも情報収集に苦労しません。

現物取引のスタンダードプランなら、1注文につき約定代金が5万円まで55円(税込)で取引可能です。
さらに、アクティブプランを利用なら、1日の約定代金が100万円までは手数料0円で取引できます。

外国株の取扱いも豊富です。
SBI証券では、米国株式以外にインドネシア、中国、シンガポール、韓国、タイ、ロシア、マレーシア、ベトナムの9カ国に投資できます。

ネット証券は米国株以外に投資できる新興国が2~3ヵ国というケースが多い中で、抜群のラインナップといえます。
特にベトナムとロシアの個別株に直接投資できるのはSBI証券ならではのメリットです。

IPOの実績もネット証券としては圧倒的です。
2021年度は122社もの取り扱い実績があり、IPO引受関与率は97%にも及びます。SBIに登録しておけば、ほとんどのIPO銘柄に応募できるチャンスがあったということになります。

ポイント投資の利便性でも他社と一線を画しています。
利用できる共通ポイントが1種類であることも多いですが、SBI証券では「Tポイント」「Pontaポイント」「vポイント」で投資信託を購入できます。

さらに、三井住友カードで積立投信を利用すればVポイントが付与されます。
つみたてNISAも対象なので、ポイント投資しながら長期で資産形成する際の候補として有力です。

つみたてNISAは100円からできるので、資金に乏しい初心者の人でも気軽に投資できるでしょう。

SBI証券で注目のキャンペーン

【手数料最大10,000円還元!】国内株式入庫キャンペーン!

キャンペーンエントリー期間:2022/5/9(月)~2022/5/31(火)

若者の投資デビュ―応援!口座開設&アンケート回答で1,000円が当たる!

キャンペーン期間:2022/4/1(金)~ 2022/6/30(木)

【ロボアドデビュープログラム】はじめての運用開始&積立利用で最大2,500円プレゼント

口座開設数約8,018,000口座(グループ全体)
取引手数料【スタンダードプラン(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円:1,013円
3,000万円超:1,070円
【アクティブプラン(1日定額制)】
~100万円:0円
~200万円:1,238円
~300万円:1,691円
以降100万円ごとに:295円
つみたてNISA本数179本
iDeCo本数36本
米国株銘柄数6,000本超
ミニ株対応
IPO実績(2021年)122本

楽天ポイントを使った投資が楽しめる「楽天証券」

・楽天銀行との連携で普通預金金利が5倍
・楽天ポイントで投資できる

口座数は700万口座を超え、SBI証券に迫る勢いで口座数を伸ばしているのが楽天証券です。
楽天グループの一員だけあってほかの傘下企業との連携で大きなメリットを得られます。

例えば楽天銀行と口座を連携する(マネーブリッジ)ことで、普通預金金利が通常の5倍にアップするのが大きいです。

楽天銀行の普通金利はそもそも0.02%と高いのですが、そこから5倍になるのは破格です。
マネーブリッジの仕組みを利用することで、振込手数料が無料となり、スムーズな入出金にも繋がります。

また、楽天グループだけあって「楽天ポイント」を貯めて使う仕組みに秀でているのも特徴です。

投資信託の保有や、つみたてNISA口座で楽天カード決済することで楽天ポイントが付与され、ポイントを使った投信の買付にも対応しています。

ポイント面以外では短期トレード向けのツールでも有名です。
マーケットスピード2」や「iSPEED」といったプロ御用達のツールを利用できるため、短期トレーダーにも愛されています。

マーケットスピード2は、チャートや四季報といった銘柄についての多様な情報をタブ切り替えで簡単表示できたり、銘柄を多彩なリストから選択できたりと、取引チャンスを逃しません。

iSPEEDはスマホ用の取引アプリで、最短3タップで取引できる「シンプル注文」や約定をリアルタイムで通知する「約定アラート機能」を新たに搭載しています。

楽天証券口座開設すればこれらの機能を無料で利用できるだけでなく、口座開設すれば日経テレコン(楽天証券版)がタダで読めてしまいます。

楽天証券で注目のキャンペーン

楽天銀行口座開設+自動入出金設定でもれなく現金プレゼント!

キャンペーン期間:2022年5月2日(月) 10:00 ~ 2022年7月4日(月)

口座開設数7,141,203口座
取引手数料【超割コース(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円まで:1,013円
3,000万円超:1,070円
【いちにち定額コース(1日定額制)】
~100万円:0円
~200万円:2,200円
~300万円:3,300円
300万円~:以降100万円ごとに1,100円
つみたてNISA本数181本
iDeCo本数32本
米国株の銘柄数4,952本
ミニ株非対応
IPO実績(2021年)74本

米国株をメインで取引していきたいなら「マネックス証券」

・米国株・中国株の取扱いが7,000銘柄以上
・円からドルの為替手数料が無料
・IPOは完全な平等抽選

米国株や中国株に特に力を入れていることで有名なのがマネックス証券です。

米国株の取り扱い数が約5,000、中国株と合算では約7,000銘柄も扱っています。

MicrosoftやGoogleなどの大型株は米国株を扱っているならどこの証券会社でも購入できますが、小型株の場合はそうもいきません。
これから急成長しそうな新興企業に投資したいなら、マネックス証券なら投資できる可能性があるでしょう。

円から米ドルの為替手数料が無料(2022年5月時点)なのもメリットです。
余計なコストを気にすることなく米ドルに両替して取引に参加できます。

米国企業の情報を日本語で取得できるため、投資判断に迷うことも少ないです。

米国株・中国株以外に、国内のIPO銘柄の取扱いやサポート体制も充実しています。
IPOの抽選は完全平等を採用。投資金額に関係なく一律平等なので、初心者にも当選するチャンスが十分にあるでしょう。

カード積立でポイントが貯まるのも特徴で、貯めたマネックスポイントをギフト券などに交換できます。

「パソコンサポートダイヤル」では、経験豊富なオペレーターによるサポートが受けられます。国内の問合せ窓口格付けとして最高ランクの3つ星を獲得しており、「何もかも分からない……」とお悩みの初心者の人にも向いています。

マネックス証券で注目のキャンペーン

米国株デビュー応援! 手数料キャッシュバック

口座開設数1,906,213口座
取引手数料【取引毎手数料コース(1約定制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
~150万円:640円
~3,000万円まで:1,013円
3,000万円超:1,070円
【一日定額手数料コース】
~100万円:550円
100万~:300万円ごとに2,750円
月間利用ボックス(約定金額300万円ごとの売買)数が21回目から2,475円
121回目から1,815円
つみたてNISA本数152本
iDeCo本数27本
米国株銘柄数4,609本
ミニ株対応
IPO実績(2021年)65本

KDDIとメガバンク系列の運用で安心な「auカブコム証券」

・三菱UFJとKDDIが提供のネット証券
・チャートツールや分析ツールの性能に定評
・auPAYカードによる積立にも対応

auカブコム証券は三菱UFJとKDDIが提供しているネット証券です。
チャートツールや分析ツールの性能の高さに定評があり、短期トレードを志す投資家・トレーダーにも愛されています。

  • kabuステーション:リアルタイム株価予想という機能で、取引所に出されている注文をぶつけたとしたら、どのような株価になるのかを予測できる。取引所の注文動向に合わせて、随時理論値を再計算される
  • EVERチャート:合計66種類のチャート機能を搭載した、分析力・カスタマイズ性・デザイン性に富んだ高機能チャート

au Payカードによる投信積立にも対応しており、条件を満たすと最大で5%のPontaポイントが還元されます。
ポイント還元率はネット証券でも屈指といえるでしょう。

25歳以下の手数料無料にも対応。
これを採用しているのはSBI証券や松井証券などごく一部のネット証券です。若者がauカブコム証券を選ぶ動機の1つになるでしょう。

auカブコム証券で注目のキャンペーン

Pontaポイントで投資をはじめよう!合計5,000,000Pontaポイント還元キャンペーン

口座開設数1,408,685口座
取引手数料【ワンショット(1注文制)】
~5万円:55円
~10万円:99円
~20万円:115円
~50万円:275円
~100万円:535円
100万円~:約定金額×0.099%+99円※上限:4,059円
つみたてNISA本数171本
iDeCo本数27本
米国株の銘柄数1,054本※2022年4月8日時点
ミニ株対応
IPO実績(2021年)42本

ネット証券4社の提供サービス徹底比較

今回紹介した4つのネット証券は総合力に秀でており、どこを選んでも初心者にとって強い味方になるものばかりです。

ただ、単に総合的にサービスが揃っているだけでなく、ネット証券ごとに「他社に負けない特徴」を持っています。

ここでは「手数料の安さ」「米国株の銘柄」「ミニ株の取扱い」など、ネット証券各社のサービスを徹底的に比較してみました。

4つのネット証券の中から1つに絞り込む際の参考としてご覧ください。

・取引手数料が安いおすすめの証券会社はどこ?
・米国株の銘柄数が多いのは?
・ミニ株が買えるサービスで比較
・IPO株の取扱い実績で比較
・ポイントで投資信託が買えるサービスの比較
・つみたてNISAの銘柄数で比較
・iDeCoの取扱いサービスで比較
・投資信託の取扱い銘柄数で比較
・ETFの取扱い銘柄数で比較

取引手数料が安いおすすめの証券会社はどこ?

ネット証券選びで重要になるのは、やはり取引手数料の安さです。
ネット証券は手数料が安いことでも有名ですが、手数料体系には違いも見られます。

また一口に手数料といっても取引の内容によって体系はさまざまです。
今回は個別株投資をすることを前提に「売買ごとに手数料を払うプラン」「1日定額プラン」「信用取引」の3つの手数料を比較してみました。

売買ごとに手数料を払うプランで比較

売買ごとに手数料を払うプランは証券会社によって名称が変わります。
SBI証券ならスタンダードプラン、楽天証券なら超割コースといった具合です。

1回の取引金額で手数料が決まります。

約定金額SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
5万円まで55円55円55円55円
10万円まで99円99円99円99円
20万円まで115円115円115円115円
50万円まで275円275円275円275円
100万円まで535円535円535円535円
150万円まで640円640円640円100万円超は 約定金額×0.099%(税込)+99円
※上限:4,059円
3,000万円まで1,013円1,013円1,013円 
3,000万円超1,070円1,070円1,070円 
※税込

100万円までの取引であれば、4社のどこを選んでも手数料に差はありません。
1回の取引で100万円以下の株式を中心に取引するなら、どこを選んでもコスト面で変わりはないでしょう。

1日定額プラン(アクティブプラン)で比較

1日定額プランは、文字通り1日の土地引き額の合計で手数料が決まるプランです。

約定金額SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
100万円まで0円0円500円0円
200万円まで1,238円2,200円100万円を超えた場合、300万円ごと2,750円2,200円
300万円まで1,691円3,300円 3,300円
400万円まで 4,400円
500万円まで 5,500円
以降100万円増加毎に税込295円ずつ増加税込1,100円ずつ増加 税込み1,100円ずつ加算
※税込

1日定額ではSBI証券の安さが目立つ結果になりました。

1日の取引量が100万円までならマネックス以外は無料ですが、100万円を超えるならSBI証券が選択肢になりそうです。

信用取引の手数料で比較

信用取引の手数料体系のうち、都度支払う手数料で比較しました。

約定金額SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
10万円まで99円99円99円99円
20万円まで148円148円148円148円
50万円まで198円198円198円198円
50万円超385円385円385円385円
※税込

どのネット証券を選んでも、手数料は変わりません。信用取引を交えてトレードするなら、ほかの要素を比較して自分に合っているかを見極めることが大切です。

25歳以下で手数料が無料になる2社

今回紹介する4社の中で、以下の2社に関しては「25歳以下なら売買手数料が無料」の取組が実施されています。

・SBI証券:25歳以下現物手数料0円プログラム
・auカブコム証券:25歳以下現物株式手数料無料プログラム

25歳以下限定ですが、現物取引の手数料が無料になるプログラムです。

国内株式の現物取引が25歳以下というだけで取引金額に関係なく無料になるのは、若者にとって破格のメリットになります。

若者は元手が少なく、投資をしたくてもできないという状況もありえるでしょう。
手数料が完全無料の2社ならコストを気にすることなく取引に集中できます。

米国株の銘柄数が多いのは?

30年以上足踏みを続けている日経平均株価と比べ、長期的に見れば右肩上がりを繰り返しているのが「米国株」です。

昨今は個人投資家でも米国株投資をする人が増えており、証券会社としても米国株の取扱いに注力しています。
それまで取扱いが無かったauカブコム証券で取扱いが始まったのが良い証拠です。

米国株銘柄数

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
6,000銘柄超4,9524,6091,054
※2022年4月8日時点

最近になって米国株のサービスが始まったauカブコム証券でラインナップが少ないのは致し方ないところです。

現状ではSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3つが有力候補になるでしょう。

ミニ株が買えるサービスで比較

日本株は1単元=100株であり、銘柄によっては数百万円を出さないと100株を購入できない銘柄もあります。そこで利用できるのがミニ株です。

1株単位で購入できるようになるため、株価が高い銘柄でも一気に購入しやすくなります。

SBI証券のミニ株「S株」では買付:実質無料(0円)を実施しており、より手軽に購入が可能です。

売却は0.55%と割高ですが、売らずに長期で持つ人にはおすすめの方法といえます。

ただし、24時間いつでも注文できる代わり、市場での発注は1日3回に限られます。リアルタイム取引ができない点は覚えておきましょう。

ミニ株の取扱い

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
対応非対応対応対応

IPO株の取扱い実績で比較

IPO株は「新規公開株」や「新規上場株式」のことです。
未上場企業が新たに株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを指します。

上場後の初値は多くの場合に割安に設定された公募価格を上回り、高確率で利益を得られることで人気の投資です。
ただ、どのIPO銘柄を扱うかは証券会社によって異なります。

たとえば2021年の実績は以下のとおりです。

IPO実績(2021)

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
122746542

IPOに関してはSBI証券が圧倒的です。

またSBI証券ではIPOチャレンジポイントという制度が導入されていて、抽選に外れるほど次回以降のIPOで当選しやすくなっています。

ポイントで現物株・投資信託が買えるサービスの比較

投資信託や個別株をポイントで購入できる制度も、初心者には嬉しい制度です。
買い物のついでに貯めたポイントを使えば、実質無料で株式や投資信託に投資できます。

ただ、ネット証券ごとに投資できる対象と、利用できるポイントが変わります。
それぞれ比較して、自身にとってもっとも都合の良い証券会社を選びましょう。

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
投信が買えるポイント〇※Tポイント、dポイント、Pontaポイント〇※楽天ポイント×〇※Pontaポイント
購入できる金融商品投資信託個別株・投資信託・バイナリーオプションプチ株・投資信託

つみたてNISAの銘柄数で比較

つみたてNISAは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度の1つで、2018年1月からサービスが開始されました。

通常、投資で得た利益は20.315%の手数料がかかりますが、つみたてNISAなら最長20年も非課税になります。

ラインナップは証券会社ごとに異なるので、自身が取引したい投資信託が扱われているかは事前に確認しましょう。
今回紹介した4社でいえば、取扱い銘柄数に大きな差は見られません。

つみたてNISA銘柄数

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
179181152171

iDeCoの取扱いサービスで比較

iDeCoは個人型確定拠出年金のことです。つみたてNISAと同じく利益が非課税になる上、拠出した掛金が全額「所得控除」になるメリットもあります。

ただし、60歳を迎えるまで原則として出金できないので、途中換金もできるつみたてNISAとは一長一短です。

iDeCoを始める際は取扱い商品の豊富さに注目しましょう。

ほかにも初回手数料や運用時の手数料にも違いがあり、できるだけ安くコストがかからない証券会社を選ぶのがおすすめです。

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
投信の銘柄数36※セレクトプラン322727
初回手数料2,829円2,829円2,829円2,829円
拠出・運用時手数料171円/月171円/月171円/月171円/月

上記4社では手数料に違いはありませんが、銘柄数に違いがあります。
選択肢を増やす意味では、SBI証券か楽天証券が良さそうです。

さらに注目したいのは、インデックスファンドとアクティブファンドのバランスです。

インデックスファンドは日経平均株価やS&P500といった指数に連動する投資信託で、低コストで分散も効いているので長期投資向きです。ただ、指数以上のリターンは期待できません。

アクティブファンドは指数を下回る可能性もあってコストも高めですが、運用次第では大きなリターンを得ることも可能です。

銘柄数と一緒に、インデックスファンドとアクティブファンドの取扱いにも注目してみましょう。

ETFの取扱い銘柄数で比較

ETFは上場投資信託のことで、上場していない投資信託と比較して以下のようなメリットがあります。

・投資信託よりもコストが低い
・リアルタイムで市場売買ができる
・分配金を受け取れる

リアルタイムで売買でき、相場が急激に上がったタイミングで売却できるのが通常の投資信託にはない強みです。

分配金を受け取れるタイプの場合は再投資することもできますが、インカムとして受け取るという選択肢もあります。

ただ、自動的に再投資されないので、自分で再投資する必要がある点には注意が必要です。

国内ETF銘柄数

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
29126429297

失敗しないネット証券の選び方

ここまでおすすめのネット証券について紹介してきましたが、候補が多くて迷っている方もいるのではないでしょうか?

ネット証券選びについて自分なりの基準を作っておくと、失敗する可能性を抑えることができます。

ここではネット証券選びに失敗しないために押さえておきたいコツ・ポイントについて紹介します。

・手数料ができるだけ安い証券会社を選ぶ
・投資のスタイルにマッチする証券会社を選ぶ
・投資の情報が充実した証券会社を選ぶ
・サポート体制が充実している証券会社を選ぶ
・つみたてNISAに対応した証券会社を選ぶ

手数料ができるだけ安い証券会社を選ぶ

投資をする際は、基本的に金融商品の手数料が発生します。

同じ内容の投資をするなら手数料を低く抑えるほうが良いです。それだけ手元に残る金額が多くて有利になります。

1回あたり数円の違いであっても、これから数年~数十年と取引を繰り返していけば大きな違いになるでしょう。

投資のジャンル・スタイルにマッチする証券会社を選ぶ

投資スタイルによっても、選ぶべき会社が変わってくることがあります。

投資のジャンルだけみても軽く分けるだけでもこれだけの違いがあります。

・国内株式
・外国株式
・投資信託
・FX
・デリバティブ取引
・金投資

さらに、同じジャンルでも投資スタイルが変わります。
日本の個別株の投資だけでみても、以下のような違いが出てきます。

・数時間単位で売買を繰り返す「デイトレード」
・数週間単位で売買する「スイングトレード」
・数年単位で売買する「長期投資」

デイトレードなどの短期トレードで大きな利益を狙う場合、相場の上昇局面だけでなく下落局面でも利益を狙いたいものです。

信用取引の手数料が無料あるいは格安で利用できる証券会社が選択肢になるでしょう。

投資の情報が充実した証券会社を選ぶ

株式やFXを始める前に、できるだけ知識を身につけたいと思う人も多いでしょう。

実際に何も分からないでSNSの成功談に憧れて始めてしまうと、大きな失敗につながることもあります。

初心者の方は始める前に取引に関する基本的な知識を知っておきましょう。

ネット証券ではそれぞれ公式サイトで投資情報を公表しているほか、オンラインで独自のセミナーを開催していることもあります。

ネット証券という金融のプロである法人が解説してくれるのですから、顔も本名も分からないSNSの情報よりも信頼できるでしょう。

サポート体制が充実している証券会社を選ぶ

ネット証券はそれぞれユーザーへのサポート態勢を確立させています。

自分にとって有益になりそうなサービスを逆算して探すことがおすすめです。

たとえば取引画面の操作方法に不安がある場合、電話でのやり取りだけではオペレーターが画面を見ることができず、やりとりに時間がかかることが考えられます。

リモートサポートを利用できる証券会社であれば、画面を共有しながら話を進められ、スムーズな上に間違いなくサポートを受けられます。

そのほか困っている状況別に必要なサービスをまとめると、以下のようになります。

・円滑な取引がしたい:スマホアプリの機能性が高いネット証券
・対面で相談がしたい:ネット証券でも専任担当がつく所
・投資の知識を身につけたい:セミナーや情報発信を積極的に行うネット証券

NISA・つみたてNISAに対応した証券会社を選ぶ

NISA・つみたてNISAはいずれも投資の利益が非課税になる制度です。

投資で得た利益にかかる20.315%の所得税・住民税がNISAなら5年、つみたてNISAなら最長で20年も非課税になります。

NISAやつみたてNISAを目的に口座を作るなら、以下のポイントを重視しましょう。

・取扱い銘柄数の豊富さ
・積立金額の安さ
・ポイント制度に対応しているか

長期投資で毎月の積立コストがのしかかってくるため、コストの安さは重要です。取り扱い銘柄の中でも特に手数料の安さで信託報酬が安いインデックスファンドの品ぞろえの豊富さを重点的に調べましょう。

おすすめのネット証券比較に関するQ&A

最後に、おすすめのネット証券比較について初心者の方が疑問に感じやすいポイントと、回答をまとめました。

ネット証券と総合証券は何が違う?

ネット証券と総合証券の主な違いは以下の2つです。

  • 店舗の有無
  • 担当者の有無

ネット証券は文字通り、インターネット上で株式や投資信託などの売買ができる証券会社です。店舗に出向く必要がなく、専任の担当者もいません。

人件費がかからないので手数料が安いメリットがあります。ただし、投資商品の良し悪しは自分で勉強しないといけません。

総合証券は店舗があり、投資について不安があれば担当者に教えてもらいながら取引を進めることができます。

初心者は株と投資信託どっちがおすすめ?

株式投資と投資信託の違いは以下のとおりです。

株式投資:自分で投資銘柄を1つずつ決める

投資信託:投資のプロがまとめて数十~数百銘柄に投資してくれる

初心者に向いているのは、ずばり投資信託です。信託報酬というコストが発生するものの、銘柄選定を投資のプロにお任せできます。

指数に連動することを目指すインデックスファンドなら指数に含まれる銘柄全てに投資することも可能です。

1本購入するだけで分散投資が簡単にでき、100円から投資できる証券会社もあります。

このような特徴から、投資信託の方が初心者でも始めやすいでしょう。

iDeCoを始めるのにおすすめのネット証券は?

iDeCoでおすすめのネット証券は、ずばり「SBI証券」です。

手数料の安いインデックスファンドの品ぞろえが豊富で、簡単な質問に答えるだけでおすすめの運用商品を選んでくれるロボアドバイザー「SBI-iDeCoロボ」を無料で利用することもできます。

つみたてNISAを始めるのにおすすめのネット証券は?

つみたてNISAは取扱い銘柄数が多く、ポイント還元サービスが受けられる証券会社がおすすめです。

たとえば楽天証券では毎月の積立金額を楽天カード決済で行えば100円につき1ポイントが付与されます。楽天ポイントを使って積立もできるので、楽天ポイントを良く集めている人なら効率よく資産形成ができるでしょう。

「投信スーパーサーチ」では、つみたてNISAで買付できる投資信託に絞って検索することもできます。

まとめ

今回は「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「auカブコム証券」に焦点をあてて、それぞれの特徴やサービス内容の違いを比較してみました。

ネット証券を選ぶ際のポイントは「手数料の安さ」「ポイントの有無」「銘柄の豊富さ」などですが、今回紹介した4社はいずれもハイレベルな争いをしていることがお分かり頂けたと思います。

決めきれない場合、証券会社ごとの独自サービスで比較すると良いでしょう。

たとえば楽天ポイントでポイ活している人なら楽天証券で効率良く投資信託が積立できますし、使いやすくて高性能なツールが欲しいならauカブコム証券で200を超える詳細条件設定が可能な高機能スクリーニングツール「カブナビ」を使えます。

それぞれのネット証券の特徴を押さえたうえで、もっとも自身に合った証券会社を絞り込みましょう。