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中国株のおすすめ銘柄10選と購入できる証券会社を紹介

中国株

日本はここ30年間、賃金も上がらず日経平均株価も停滞が続いています。

少子高齢化によって成長が見込めない日本よりも、急成長を遂げている諸外国に投資したいと考えている方は多いでしょう。

外国株として1番人気は米国株ですが、もう1つの超大国「中国」に投資する人も多くいます。

新型コロナの影響で低調が続いていた中国株も最近では復調の兆しも見られ、今後の投資先として有望な国の1つです。

今回は中国株投資の基本的な内容に加えて、これから投資を検討したいおすすめの中国株を紹介します。

目次

中国株投資とは

中国株投資は、文字通り中国企業が発行している株式を売買して利益を得る投資のことです。

人口約13億人を抱える中国経済は以前から発展が続いていますが、特にIT分野やAIなどの分野では圧倒的な成長を見せています。

インドやアフリカなど中国製品が人気の新興国の発展もあり、今後高い成長性を見せることが期待されています。

一方で、民主主義国家とは違い、共産党の一党独裁が続いているという独特のリスクもある点は注意しなければいけません。

中国株市場の概要

いわゆる「中国株」と呼ばれるのは、ほとんどの場合「香港市場」のことです。

中国株投資を始めるなら、まずは市場の成り立ちについて理解を深めておきましょう。

中国株市場(香港市場)の概要を表にまとめたので、ご覧ください。

取扱市場名 香港証券取引所
取引可能時間(現地時間) プレオープニング:9時20分に値決め
前場9時30分から12時00分
後場13時00分から16時00分
取引可能時間(日本時間) プレオープニング:10時20分に値決め
前場10時30分から13時00分
後場14時00分から17時00分
注文方法 単元株:指値注文のみ
単元未満株:成行注文のみ
売買単位 銘柄によって変わる
値幅制限 なし
約定日 国内店頭取引の国内約定日:当日
外国(委託)取引の国内約定日:現地注文が成立した日(現地約定日)の翌営業日
受渡日 国内約定日から起算して3営業日目
注文有効期限 国内店頭取引:当日
外国(委託)取引:当日
手数料コスト 印紙税:0.13%
取引所税:0.0027%
取引所手数料:0.005%
FRCトランザクションレビー:0.00015%
海外取次手数料 約定代金の0.25%

中国株の市場区分

中国市場は日本と比較して複雑な作りをしており、まずはこれらを理解することがスタートラインです。

まずアジアを代表する香港市場では「メインボード」と、新興企業が中心の「GEM市場」に分かれます。

GEM市場は中国資本の香港企業(レッドチップ銘柄)と中国資本の中国企業(H株)などが取引対象です。

もう1つ、中国本土の市場には「上海株式市場」「深セン株式市場」があり、それぞれA株市場・B株市場に分かれています。

外国人投資家が取引できるのは、このうちのB株市場です。

取引通貨は市場ごとに異なるので注意しましょう。

いずれにしても為替変動のリスクが伴うので、中国株に投資する際は銘柄の動向だけでなく為替の動向にも注目したいところです。

中国株の市場ごとに必要な取引通貨について、以下の表にまとめました。

外国人投資家が参加できる市場 取引通貨
上海市場B株 米ドル
深セン市場B株 香港ドル
香港市場メインボード 香港ドル
香港市場GEM 香港ドル

中国株を買う方法は2通り

中国株を購入する方法としては、以下の2つの方法があります。

  • 中国市場に上場する株を買う
  • 米国に上場しているADR銘柄を買う

    中国市場に上場する株を買う

    今回メインで紹介している方法です。

    中国株を購入できる市場で、外国人投資家が利用できる香港市場などを利用して銘柄を購入します。

    取引に利用する通貨としては「香港ドル」の用意が必要です。

    以下で紹介するADRなら米国株に投資する感覚で中国株に投資できますが、ADRのラインナップにない銘柄は中国市場で購入するしかありません。

    代表例は騰訊控股(テンセント)でしょう。

    アジアトップクラスの時価総額を誇る巨大IT企業であるテンセント。

    中国で最大のユーザーがいるSNS「WeChat(微信)」を筆頭としたSNS事業を中心に「QQ」と呼ばれるインスタントメッセンジャーアプリ、ゲームまで幅広く展開しています。

    テンセントは後述するADRでは購入できないので、香港証券取引所で現物株式を購入することになります。

    中国株式市場に対応したネット証券を利用して購入しましょう。

    米国に上場しているADR銘柄を買う

    中国市場で中国株を購入する方法以外に、米国預託証券(ADR)を購入する方法もあります。

    ADRは「American Depositary Receipt」の頭文字で、アメリカ市場に上場しているアメリカ以外の株式のことです。

    取引が米ドルで行われるため、アメリカ企業に投資するのと同じ感覚でトレードが可能です。

    中国の銘柄としては、以下のような企業の株がADRで購入できます。

    銘柄名 ティッカー 事業内容
    アリババ・グループ BABA ECサイト
    バイドゥ BIDU 検索エンジン
    JDドットコム JD ECサイト
    ウェイボー WB SNS
    ワイワイ YY ライブ動画配信サービス

    ティッカーとは日本株での銘柄コードのように、それぞれ銘柄を識別するためのアルファベットです。

    米国でADRが発行される理由

    「なぜ香港や中国本土の取引所があるのに米国でADRを発行するのか」について、理由をご存じですか?

    まず、アメリカの投資家が買いやすくすることが目的です。

    アメリカの投資家は世界最大の運用額を誇り、アメリカでADRに出すことで資金調達が容易になるメリットがあります。

    本国とアメリカそれぞれの投資家に買ってもらうことで、株主の分散を図れるのです。

    また、情報技術関連の銘柄に詳しい投資家がアメリカに多いことも、ADRを発行した方が有利に資金調達できる理由です。

    米ドルで取引できるメリットもあります。
    すでに米国株投資をしている人は、ADRから中国株を始めればスムーズに投資が可能です。

    新型コロナウイルスの上海ロックダウンで低迷していた中国株

    株式市場は国の政策に大きな影響を受けます。
    中国株も例外ではありません。

    中国株に株式投資するリスクを理解するため、直近で起きた上海ロックダウンについて紹介します。

    新型コロナウイルスが発生したあと、中国政府は新型コロナ対策として「ゼロコロナ政策」という強権的な手法を発動してきました。

    ゼロコロナ政策は、新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める政策を示す言葉です。
    具体的には、都市を封鎖することで新型コロナの拡大を防いできました。

    2020年中盤の中国では、ロックダウンが功を奏してコロナの新規感染者がほぼいなくなったとされることもあります。

    直近で言えば、2022年3月28日には上海で事実上の都市封鎖(ロックダウン)が始まりました。

    浦東地区から西側の浦西地区の橋やトンネルも通行止めとなり、バスやタクシーなどの公共交通機関もストップするという徹底した封じ込め政策が行われたのです。

    4月5日に終了するはずだった上海の都市封鎖は6月まで延長しました。

    3月にはゼロコロナ政策の影響で中国の主要株価指数は軒並み下落。
    4月も政府の景気対策で支えられている一部のセクターを除いて、軒並み下落する結果になっています。

    中国の成長株で代表的な指数に「創業板指数」がありますが、4月22日時点で4月の騰落率が-14%、昨年末比では-31%と大きく下落しています。

    全てがゼロコロナ政策の影響とは断言できませんが、強権的な政策ができるお国柄ゆえに、株価に大きな影響を与えることを理解しておく必要があります。

    ロックダウン解除で復調の兆しが見えている

    2022年6月になると、上海ロックダウンを解除してハイテク産業による締め付けが緩和すると報じられました。

    これを受けてゴールドマン・サックスのアナリストは、「中国で6~7月にかけて力強いリバウンドが起こる」と予想しました。

    世界のサプライチェーンの遅れも緩和されることが期待されています。

    ただ、中国経済の課題は「変わっていない」とも指摘されています。

    新型コロナウイルスの脅威から抜けられるのはまだ先のことで、輸出型の貿易を展開する中国は世界経済減速の影響を受けることになるでしょう。

    中国株に投資する場合、今後も「政府が行う政策」「新型コロナウイルスの動向」など銘柄の株価に直結する内容について注目していきたいものです。

    中国株がほかの外国株よりもおすすめな理由・メリット

    中国株は「共産党の政策に左右される側面が強い」ということは解説したとおりです。
    しかし、それを補って余りあるメリットが得られることも事実です。

    ここでは中国株に投資することのメリットを紹介します。

    • 高配当な株式が多い
    • 中国の圧倒的な成長性の恩恵がある
    • デイトレードに向く

      高配当な株式が多い

      中国株には高配当の銘柄が多いというのが人気の理由の1つです。

      日本株の場合は3%以上であれば充分に高配当といえますが、中国株の場合は6%を超える銘柄も珍しくありません

      銀行や不動産関連では配当利回りが高いため、日本株・米国株に中国株も加えることで分散を利かせつつインカムゲインを増やすことも可能です。

      おまけに香港証券取引所に上場している銘柄は、配当金に対して税金が発生しません。

      日本の税金に加えて日米租税条約に基づいた10%の税金が課される米国株市場と比較して、税金の面でも優位です。

      配当を目当てに中国株に投資するというのも有力な選択肢といえるでしょう。

      中国の圧倒的な成長性の恩恵がある

      中国はGDPが世界第2位になったことからも分かる通り、近年は急成長を遂げています。

      世界の時価総額ランキングに名を連ねる企業も多く、今後も経済は拡大する見込みです。

      かつて中国は世界の工場と呼ばれていて、海外企業の製品製造を安く請け負っていた時代があります。

      近年は中国が下請けではなく新たなサービスを生み出すようになり、特にIT・AIに関しては米国や日本も舌を巻く成長を見せています。

      高い成長性を加味すると、中国株には割安で成長性の高い銘柄が多く含まれます。
      企業の成長に相乗りする形で利益を得たい人は中国株市場に投資するのも検討してみましょう。

      デイトレードに向く

      中国株は1日の株価変動が大きいという特徴があり、デイトレードをはじめとした短期間のトレードに向いています。

      1日で大きな価格変動があるので、上手く利用すると大きな利益を取ることもできるでしょう。

      ある程度の投資経験があって値動きを予想でき、すぐに注文を出せる環境が整っているなら短期トレードを目当てに中国株を取引するのも1つの選択肢でしょう。

      ただし、銘柄の値動きが大きいということは、失敗するリスクも大きい点には注意が必要です。

      中国株のデメリット・注意点

      高い成長性や高配当の利益を得られる中国株ですが、以下のようなデメリットにも注意が必要です。

      • 中国ならではのカントリーリスク・暴落リスクがある
      • 国営企業は情報が少ない
      • 為替変動など外国株ならではのが発生する

        中国ならではのカントリーリスク・暴落リスクがある

        上海ロックダウンの説明のとおり、中国株は中国政府の政によって策株価が変動しやすいリスクがあります

        企業への介入や政府系ファンドの株式の買い支えで株価が変動する、中国株特有の事情が存在するのです。

        これは中国が共産党による一党体制のために起こることです。

        民主主義国家と違い、中国政府の一存だけで大きく政策が変わります。
        米国との貿易交渉も、中国企業に影響を与えます。

        中国株に長期で投資するなら、中国政府の動向にも気を配る必要があるでしょう。

        国営企業は情報が少ない

        日本企業や大型の米国企業の場合、会社四季報などの書籍や証券会社のコラム等で情報はいくらでも手に入ります。

        一方、中国株の場合は日本株や米国株と比較して、情報を得にくいデメリットがあります。

        インターネットが発達した現在、株式銘柄の情報を得ようと思えば投資先の商品を確かめたり、企業を訪問したりと、さまざまな対策が可能です。
        株主総会へ出席するのも良いでしょう。

        ただ、日本企業なら簡単な情報収集でも、中国はそう簡単にはいきません。

        自発的に調べて回り、少ない情報で投資判断を見極める必要があります。
        例えばネット証券のコラム記事。

        SBI証券などの大手ネット証券では中国株の情報を細かく発信しているので、定期的に購読するのがおすすめです。

        為替変動など外国株ならではのリスクが発生する

        中国株に限った話ではありませんが、外国の株式に投資する際には為替変動のリスクが存在します。

        日本円との為替変動によって、利益・損失の幅が変動することがあるのです。

        そのほか、以下のようなリスクも発生します。

        • 価格変動リスク
        • 信用リスク
        • カントリーリスク
        • 情報開示リスク

          為替変動リスク以外でいえば、「カントリーリスク」「情報開示リスク」に注意が必要です。

          カントリーリスクは前述のとおり、中国政府の影響力が大きいことを指します。

          情報開示リスクとは、情報開示のプロセスが国によって法律・制度が大きく異なることです。

          たとえば日本で上場廃止になった銘柄があった場合、実際に廃止されるまでに一定期間の猶予があります。

          一方の中国株では突然上場廃止になる可能性があるため注意が必要です。
          企業の情報開示そのものが行われないこともあります。

          このように民主主義国家では想像できないリスクが含まれていることもあるため、その点を理解したうえで中国株に投資しましょう。

          中国株の買い方

          メリットもデメリットも分かったところで、実際に中国株を購入する手続きを見ておきましょう。

          日本株や米国株と、購入方法は大きく変わらず、以下の手順で購入できます。

          1. 証券会社で口座を開設する
          2. 購入金額を入金
          3. 銘柄を選ぶ・注文する

            1.証券会社で口座を開設する

            中国株は、思い立っていきなり投資することはできません。

            取り扱いがある証券会社で、「外国株式取引口座」を開設してはじめて投資できるようになります。

            総合口座と別に外国株式取引口座を申し込み、口座開設が完了することで初めて中国株の取引が始められます。

            中国株を取引できる代表的な証券会社は以下の5社です。
            自分に合うサービスを提供している証券会社を見つけましょう。

            • SBI証券
            • 楽天証券
            • マネックス証券
            • SMBC日興証券
            • 岡三オンライン

              特におすすめなのは「SBI証券」「楽天証券」です。

              SBI証券は中国株以外に韓国・ベトナム・インドネシア・タイ・シンガポールなど東南アジアのあらゆる市場に投資できます。

              楽天証券では香港市場だけでなく上海A株にも取引でき、楽天カードで決済楽天ポイントが貯まるメリットもあります。

              2.購入金額を入金

              外国株を取引するための口座が解説できたら、中国株を購入するお金を入金しましょう。

              入金方法は各証券会社によって異なるので、要確認です。

              たとえばSBI証券の場合、日本円を入金して円で購入手続きをすることもできます。

              現地通貨(香港ドル)に両替したあとで入金し、現地通貨で取引する方法を選択することも可能です。

              • 円貨決済:両替する手間が無い。注文を出してから証券会社のレートで両替
              • 外貨決済:両替の手間が発生する。好きなタイミングで好きな金融機関を使って両替が可能

                3.銘柄を選ぶ・注文する

                入金して購入する銘柄を決めたら、買い注文を出しましょう。

                買い注文画面に遷移した後は、投資したい中国株の銘柄名や銘柄コード(ティッカー)を入力し、検索ボタンをクリックしましょう。

                日本株と同様、「購入数量」「指値価格」「預かり区分」などを選択し、確認ボタンなどをクリックすれば手続きは完了です。

                中国株の選び方

                ひとくちに中国株といっても、数千種類もあります。
                それを選べば良いのか分からないと悩む人もいるでしょう。

                ここでは数ある中から、有力な中国株を探す方法を紹介します。

                • 国策で業績が左右される銘柄は上級者向け
                • 長期運用には株価の安定した銘柄を選ぶ
                • 割安な銘柄の成長性があるかを注意する

                  国策で業績が左右される銘柄は上級者向け

                  中国は直近の上海ロックダウンでハイテク企業への締め付けが強くなったことからも分かる通り、IT・ハイテク企業への取り締まりが厳しくなったりゆるくなったりします。

                  政府の政策によって大きな影響を受けることを理解しておく必要があります。

                  成長著しいIT企業とはいえ、何らかの規制がかかると株価が伸び悩む原因になることもあるでしょう。

                  中国の政策で大きく業績が左右される企業は、購入タイミングを誤ると大きな損失になるので上級者向けといえます。

                  長期運用には株価の安定した銘柄を選ぶ

                  中国は新興国に分類されていて、政治の動向や災害、株価が暴落するリスクが先進国よりも大きいとされています。

                  中国株で長期運用するなら、できるだけ株価の安定性が高い銘柄を選びたいものです。

                  また、外国人投資家に不利な状況が発生したらすぐに現金化できるように、中国に関する情報は毎日チェックする必要があります。

                  割安な銘柄の成長性があるかを注意する

                  株価が安定した銘柄といっても、ただ安定しているだけでは投資に向いていません。

                  低いまま安定していて、上昇する可能性がないと投資する意味がなく、そのまま倒産してしまう場合もあるかもしれません。

                  中国株を選ぶ際は単にPERやPBRが低く利回りが高いだけではなく、将来性がない銘柄を掴まないように分析を繰り返しましょう。

                  割安な銘柄を買ったつもりで損をしてしまうことも考えられます。

                  中国株を買うのにおすすめの証券会社

                  ここからは、日本で中国株を購入するのにおすすめのネット証券会社として、以下の5つを紹介します。

                  • SBI証券
                  • 楽天証券
                  • マネックス証券
                  • SMBC日興証券
                  • 岡三オンライン証券

                    SBI証券

                    • ネット証券最大手の安心感
                    • IPOスピードキャッチで新興の中国株に素早く投資
                    • 中国以外の新興国にも幅広く投資できる

                      SBI証券はネット証券でも最大手の一角に位置する証券会社です。
                      アプリのコンテンツや外国株の取扱いも豊富で、日本株投資家・米国株投資家・新興国投資家の誰にでもおすすめできます。

                      SBI証券で取引できるのは香港証券取引所の「メインボード」「GEM市場」に上場する銘柄です。
                      ほかに、中国ETF、中国REITも対象に含まれます。

                      中国株の取扱銘柄数が約1,300と非常に多いだけでなく、取引手数料も約定代金の0.286%と非常に低いのも特徴です。

                      中国株投資を始めやすい環境が整っているので、初めて中国株に投資する方にもおすすめです。

                      またNISA口座での取引にも対応していて、利益を非課税にして効率良く投資できます。

                      香港ドルによる外貨決済と日本円での円貨決済に対応しており、自分の希望で通貨を選択できるのもメリットです。

                      さらに、中国株に関する「IPOスピードキャッチ」も利用できます。
                      IPO(新規上場)を予定している企業に関する上場日などの詳細データを知らせてくれるサービスです。

                      中国株のIPO投資で利益を得たいなら、ぜひとも利用しましょう。

                      加えて、中国株以外の新興国の取扱いも豊富です。

                      韓国・インドネシア・タイ・マレーシア・シンガポール・ベトナム・ロシアといった、魅力ある新興国に幅広く投資できます。

                      中国以外にもアジア全体に手広く投資するならSBI証券がおすすめです。

                      中国株取扱銘柄数 約1,300銘柄
                      最低取引額 銘柄によって変わる
                      取引手数料 約定代金の0.26%

                      マネックス証券

                      • 中国株に注力しているネット証券
                      • 取扱銘柄数が約2,600と多い
                      • 香港ドルに両替せずに中国株を購入することもできる

                        マネックス証券は以前から中国株に力を入れている証券会社ということで知られています。

                        中国株取引に関するツールが充実しており、銘柄数も約2,600とSBI証券などと比較しても圧倒的に多いです。

                        手数料も約定代金の0.25%と非常に安いため、コスト面でもメリットがあります。

                        事前に香港ドルに両替しなくても、日本円から中国株を購入することも可能です。

                        銘柄情報分析ツール「銘柄スカウター」では中国株と米国株の投資情報を得られるほか、Trading Oneチャートやニュースを確認できる点も魅力的です。

                        中国株取扱銘柄数 約2,600銘柄
                        最低取引額 銘柄によって異なる
                        取引手数料 約定代金の0.25%

                        楽天証券

                        • 上海証券取引所A株を取引できる
                        • 手数料が最低550円からと割安
                        • NISA口座での取引にも対応

                          楽天証券では香港証券取引所の約1,040銘柄に加えて、上海証券取引所A株市場の約250銘柄を一緒に取り扱っているのが特徴です。

                          特に上海証券取引所A株に投資できるのは、楽天証券ならではのメリットです。

                          手数料も最低550円からと安価な水準で、コストをほとんど気にせずに好きな銘柄に投資できるでしょう。

                          日本円のままで注文できるほか、SBI証券と同じくNISA口座にも対応しています。
                          得た利益を非課税にできるので、節税しながら効率的な投資ができるでしょう。

                          取引手数料の1%が楽天スーパーポイントでポイントバックされるのも楽天らしいメリットです。

                          中国株取扱銘柄数 約1,200銘柄
                          最低取引額 銘柄によって異なる
                          取引手数料 10万円まで 550円
                          10万円超100万円未満 約定代金 0.55%
                          100万円以上 5,500円

                          SMBC日興証券

                          • 香港証券取引所でのリアルタイム取引ができる
                          • 売買に伴う為替コストを生じさせないこともできる

                            SMBC日興証券では「日興イージートレード」に申し込んだユーザーだけが中国株を取引できます。

                            香港証券取引所でのリアルタイム取引ができるのがメリットです。

                            また、すべて香港ドルで決済されるため、売買のたびに日本円と香港ドルの為替取引を行う必要がありません。
                            したがって、売買に伴う為替コストが生じないというメリットもあります。

                            配信会社DZHフィナンシャルリサーチ社からの中国個別銘柄に関する情報を受け取れることをはじめ、企業情報、ニュースなど幅広い情報を受け取れるのも特徴です。

                            また、中国株でも特定口座の利用が可能です。
                            国内の株式同様、特定口座を開設して源泉徴収ありを選択することで、投資家自身による面倒な税務申告作業が不要になります。

                            取次手数料は最低55香港ドル(税込)に加えて、外国手数料等が最低で25香港ドルがかかります。
                            SBI証券・楽天証券と比較して手数料はやや割高です。

                            リアルタイムでの取引や為替手数料がない点に魅力を感じるなら選択肢になるでしょう。

                            中国株取扱銘柄数 香港証券取引所に上場する株式のうち、ハンセン指数・中国企業指数・レッドチップ指数に採用されている銘柄を中心に選定した銘柄
                            最低取引額 銘柄によって異なる
                            取引手数料 最低手数料:55.00香港ドル(税抜50香港ドル)
                            80万香港ドル未満:0.825%(税抜0.75%)
                            80万香港ドル以上 200万香港ドル未満:0.55%+2,200香港ドル(税抜0.50%+2,000香港ドル)
                            200万香港ドル以上:0.275%+7,700香港ドル(税抜0.25%+7,000香港ドル)
                            外国手数料:約定金額の0.125%(最低25香港ドル)

                            岡三オンライン証券

                            岡三オンライン

                            • 2020年オリコン顧客満足度ランキングで1位
                            • 株運用ツールの充実度が大きい

                              2020年オリコン顧客満足度ランキングで1位に選ばれた証券会社です。
                              岡三オンラインでも一部の中国株を取り扱っています。

                              株運用のツールの充実度はかなり高いと評判です。
                              ただ、手数料は1.1%と他社と比較して高めで、中国株メインということでおすすめはできません。

                              すでに国内株を岡三オンラインで取引している人なら、ついでに取引する際に検討しても良いかもしれません。

                              中国株取扱銘柄数 約200銘柄
                              最低取引額 銘柄によって異なる
                              取引手数料 約定代金の1.1%

                              中国株のおすすめ有望銘柄ランキング5選

                              近年の中国は成長が鈍化しているとされていますが、それでも日本よりもはるかに高い成長を続けています。

                              中国株に投資するなら、今後の大きな成長が見込まれる企業に投資したいところです。

                              ここでは今後も高い成長を見込めるおすすめの中国株をいくつか紹介します。

                              • 中国銀行
                              • 比亜迪(BYD/ビーヤーディ)
                              • 上海汽車集団(SAICモーター)
                              • 騰訊控股(テンセント)
                              • 小米集団(Xiaomi/シャオミ)
                              • 中国稀土集団(チャイナ・レア・アース・リソース・アンド・テクノロジー

                                中国銀行

                                中国の金融業界は高配当として注目されていますが、なかでも人気なのが中国銀行(バンクオブチャイナ)です。

                                中国銀行は中国5大銀行の1つで、直近の配当利回りは8.33%(2022年7月7日権利落ち分)と高配当になっています。

                                金融業界は安定した事業が強みで、コロナ禍でも大きな打撃を受けていません。
                                守りの意味でも投資先として有力と言えるでしょう。

                                比亜迪(BYD/ビーヤーディ)

                                自動車とIT部品の2大事業を行っている会社です。

                                プラグインハイブリッド車のシェアでは中国でナンバー1。
                                2021年1月に投入した「DM-i」と呼ばれる新開発のハイブリッド技術を搭載した3車種の優れた燃費性能が評判を呼び、受注が大幅に増加したこともあります。

                                2021年1~9月期の決算報告によれば、同期の売上高は1451億9200万元(約2兆5772億円)と前年同期比38.25%増加しました。

                                異なる複数の事業展開をしていることで片方が不調でももう片方でカバーでき、安定した経営が可能なメリットもあります。

                                上海汽車集団(SAICモーター)

                                汽車というと電車・列車のイメージですが、実際には電気自動車のメーカーです。

                                電気自動車は世界中の自動車メーカーで競争が激化していて、上海汽車を含む中国メーカーの注目度も高まっています。

                                上海汽車集団はスマートEVなどの分野に3,000億元の投資をしたと報じられており、今後の事業拡大が期待されます。

                                騰訊控股(テンセント)

                                騰訊控股(テンセント)はSNSを中心にオンライン広告、決済サービス、クラウド事業などを幅広く手がける中国を代表するIT企業です。

                                とりわけ知名度が高いのが「ウィーチャット(WeChat・微信)です。

                                スマホが普及するにつれてスマホアプリのウィーチャットの利用者が増加し、月間利用者数は10億4000万人を超えて、LINEをはるかに凌駕しています。

                                モバイル・インターネットで確固たるプラットフォームを確立しているところが、テンセントの強みの1つです。

                                またM&Aによる買収を積極的に行っている側面もあります。
                                新しい分野のトップ企業を買収してきたことが、企業の拡大に寄与しています。

                                小米集団(Xiaomi/シャオミ)

                                小米集団(シャオミ)は、中国の大手家電メーカーです。

                                スマートフォン、ハードウェア、ソフトウェア製品の設計、製造・販売などを一手に手がけており、特にインドのスマートフォン市場ではリーダー的な地位にいます。

                                スマホ出荷台数でAppleを抜いて世界第2位になったほか、最近ではEV(電気自動車)参入を表明しています。

                                今後10年間で1兆円以上の巨額の投資を行うとしており、EVメーカーとしては後発ながら「既存自動車メーカーに負けない技術力があること」「すでに確固たるブランド力を築いていること」から、自動車業界での活躍も大いに期待されています。

                                中国稀土集団(チャイナ・レア・アース・リソース・アンド・テクノロジー

                                中国稀土集団は、中国のレアアース生産企業5社が2021年に合併して発足した会社です。

                                レアアースはEVやスマートフォンの製作に欠かせないもので、今後も堅調な需要が予測されます。

                                以前は中国関連企業の競争による過剰開発や値崩れの問題がありましたが、業界再編によってレアアースの安定供給や価格の安定に一歩近づいています。

                                レアアースの安定的な需要による利益を得るなら、おすすめの銘柄の1つです。

                                中国株に投資できる投資信託は何がある?

                                個別の株式に投資して株価上昇の波に乗ることができれば大きな利益を得られる反面、個別の企業に対する何らかの締め付けや業績の悪化で株価が落ち込むことがあります。

                                そこで検討したいのが、投資信託という選択肢です。

                                特定の指数に連動した値動きを目指したり、指数を上回る運用を目指したりする金融商品です。

                                投資信託を通じて複数の銘柄を間接的に保有することになり、分散投資でリスクを抑えながら中国経済の成長性の恩恵を受けることができます、

                                今回は数ある投資信託から、おすすめのものをいくつか紹介します。

                                One-DIAM中国関連株オープン

                                One-DIAM中国関連株オープンは、「HSBCチャイナ・マザーファンド」と「HSBC中国A株マザーファンド」を通じて、中国の株式等に投資する投資信託です。

                                HSBCチャイナ・マザーファンドは中国各地の証券取引所(香港証券取引所・上海証券取引所・深セン証券取引所)に上場、または取引所に準じた市場で取引されている株式へ投資します。

                                「HSBC中国A株マザーファンド」は、主に中国A株を主要対象にした上場投資信託(ETF)が投資対象です。

                                中国市場の幅広い銘柄に分散投資することで高い成長性を享受できます。

                                運用会社 アセットマネジメントOne
                                運用区分 アクティブ型
                                購入時手数料(税込) 3.3 %
                                償還日 2023年10月30日
                                実質信託報酬 1.76 %

                                新成長中国株式ファンド

                                新成長中国株式ファンドは、「中国株式マザーファンド」と「中国本土株式マザーファンド第2号」を投資対象にしている投資信託です。

                                中国株式マザーファンドは香港証券取引所・上海証券取引所・深セン証券取引所に上場する中国企業がメインの投資対象です。

                                一方の中国本土株式マザーファンド第2号は、中国の証券取引所に上場している人民元建ての株式(中国A株)を対象とする投資信託をターゲットにしています。

                                運用会社 アセットマネジメントOne
                                運用区分 アクティブ型
                                購入時手数料(税込) 3.3 %
                                償還日 2027年7月30日
                                実質信託報酬 1.76 %

                                中国株に関するQ&A

                                最後に、中国株について初心者の方が疑問に感じやすい点について、Q&A形式でまとめました。

                                Q.中国株で信用取引はできる?

                                A.いいえ。中国株式には信用取引の仕組みはありません。自分が持っている以上の資金で取引はできず、空売りなども利用できません。
                                外国株で信用取引にチャレンジするなら、米国株が選択肢になるでしょう。

                                Q.中国株でインデックス投資はできますか?

                                A.中国株では、以下のような指数があります。

                                • 上海50指数
                                • 上海総合指数
                                • 深セン総合指数
                                • USX中国株指数
                                • ハンセン指数

                                  上場投資信託(ETF)を購入することで、これらの指数に投資することができます。

                                  たとえば「トラッカー ファンド オブ ホンコン<02800>」は中国ETFとしてはNo.1の低い経費率(年0.10%)と高い利回りを誇るETFとして有名です。

                                  ETFに投資すれば指数に含まれる全ての銘柄を間接的に保有できるため、気軽に分散投資が可能です。

                                  まとめ

                                  騰訊控股(テンセント)、小米集団(シャオミ)など、IT分野で世界的な地位にある企業が多く見つかるのが中国株の特徴です。

                                  しかも、まだまだ成熟しておらず、今後も中国景気に後押しされた急成長が期待されています。

                                  ただし、中国は共産党の一党独裁という他の先進国にはない独自の特徴がある点に注意が必要です。

                                  共産党の出す政策や規制によって株価が大きく下落することも珍しくありません。

                                  中国特有のリスクを把握したうえで、成長による果実を享受できる銘柄に投資していきましょう。

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