≪岡三アセットマネジメント≫中小型株は成長株。そこに投資することの魅力を余すことなく紹介

岡三アセットマネジメントでは、「中小型株が大好きだ!」というシンプルで強いメッセージが込められたタイトルで、成長株投資の特徴や魅力を伝えつつ、2014年3月に設定した「中小型成長株オープン(愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン」についてプレゼンテーションを行なった。

■「中小型成長株オープン」の具体的な運用手法などを詳しく説明

プレゼンテーションは、「私は、日本の中小型株が大好きです」という五十嵐和人・岡三アセットマネジメント 運用部 株式運用グループ長 シニアファンドマネジャーの一言からスタートした。まずは自身のプロフィールを紹介。「企業分析をしているときが最もリラックスできる特異体質」といった企業分析への強い思い入れを表す数々の発言には、会場内から笑いも起こった。

続いて、本題である成長株投資の話へ。「株価は長期的には企業収益の方向性に収れんする」という前提のもと、成長株投資を「企業の利益成長の可能性に主眼を置いた投資手法」と説明。また、「成長株」の定義として、株価の上昇の目安が「2倍以上」で、そのためには収益または市場での評価が2倍以上になり、期間は5年が目安、さらに企業規模が小さい分変化が大きく出やすいことから、成長株には中小型株が多いことを挙げた。

次に、株価はどんなときに上昇するのかを、企業のステージを「事業の存続が懸念される企業」「普通の企業」「優良企業」の3段階に分けて解説。「普通の企業」→「優良企業」に変貌する過程だけでなく、「存続懸念企業」が「普通の企業」に戻る過程でも株価は上昇するとして、この局面にある企業も「成長株」と位置づけた。また、企業のステージが変化するときには、「非連続の成長」があり、非連続の成長株を見つけるには、新素材や新製品・新サービス、新販路などの5つのイノベーションに着眼することが必要であると語った。

では、具体的にはどのように有望企業を発掘するのか。年間約400社を調査するという五十嵐シニアファンドマネジャーは、限られた時間の中で効率的に有望な成長株を発掘するための方法として、四半期業績の変化、技術革新、規制など国策の変化、6カ月前の報道からの変化という4つのアプローチを行なっていることを紹介。さらに、「定性分析」と「定量分析」から投資先企業を絞り込み、最後に目標株価に達するまでのリスクを考慮し、投資金額を決定していると説明した。

また、「中小型成長株オープン」では、原則30銘柄程度への厳選投資が特色だと述べ、「株式投資の世界では『すべての卵を一つのかごに盛るな』と言われますが、私の考えるファンドマネジャーの仕事は分散投資でリスクを小さくすることではありません」と五十嵐シニアファンドマネジャー。リスクをコントロールしてリターンを最大化することが重要で、一握りの銘柄に厳選投資するほうが大きなリターンを生むと信じている、格言で言い換えるなら「一握りの卵を一つのかごに入れて、割らないように注意深く見張ること」だと語った。

最後は、「中小型成長株オープン」の運用状況を説明すると共に、RIZAPグループなど具体的な組入れ銘柄にまつわるエピソードを披露した。2018年1月に基準価額は一時2万5000円にタッチしたものの、足元では基準価額は一進一退しているという。しかし、現状は有望な株を安く買う好機で、将来の上昇相場で大きなリターンを獲得するべく銘柄選別に全精力を傾けていると述べ、「中小型株への投資を通じて一緒に日本をよりよいものにしていきましょう!」というメッセージで講演を終えた。